クレジットカードの審査で何度も落ちる人
クレジットカードをお得に利用する節約術が人気です。学生や主婦でも持てるクレジットカードですが、中にはカード審査で何度も落とされてしまうという人もいます。彼らはなぜクレジットカードの審査に落ちてしまうのでしょうか。
クレジットカードの審査落ちでよくある理由5つ
属性が弱い
クレジットカードの審査に落ちてしまう理由として最も多いのが属性の弱さです。クレジットカード審査における属性とは、その人の個人情報を集積して判断される信用度に相当するもので、健全なクレジットカード利用者として利用金額をきちんと返済してくれるかどうかを判断する基礎的な基準とされます。
属性は各種個人情報の集合です。年齢や職業、収入や居住地など返済に影響する情報のすべてを総合して、属性の強さが判断されます。年齢が若すぎるもしくは高齢すぎる場合はカード会社の基準から外れますし、学生向けカードなど特定の年齢層をターゲットにしているカードは年齢制限に抵触すると自動的に審査落ちとなります。
職業や収入は返済能力に直結する重要ポイントです。安定した収入のある正社員であれば属性は強く、フリーターなど不安定な職業では属性が弱く評価されます。収入も高額なほど強く評価されますが、自営業など安定性に欠ける職業は高収入でも正社員より弱い属性とみなされることがあります。
住所も重要視される項目です。賃貸よりも持ち家のほうが行方知れずとなる確率が低いため属性は強く評価され、親と同居の実家住まいは一人暮らしよりも属性が強くなります。
属性をすぐに変えるのは難しく、属性が理由で審査落ちしてしまった場合は別のクレジットカードに申し込むのが賢明です。お得なカードがほしいと思っても審査に通過出来るだけの属性がなければ発行はできません。ある程度の時間をかければ属性を強められるので、どうしても諦めきれない場合は、年収が上がったりマイホームを買ったりなど属性が強くなってから再度申し込みましょう。
高額の借り入れがある
クレジットカードは信用をもとに立て替え払いするシステムであり、十分な信用がない人は審査に落とされます。クレジットカード審査では他社のクレジットカード利用状況だけでなくキャッシングやカードローンの利用状況もチェックされており、すでに高額の借り入れがある場合は高確率で審査落ちします。
高額の借り入れがある人は延滞や返済不能に陥るリスクが高く、クレジットカードを発行するのに適切ではありません。カード会社は事故リスクの高い人を排除する目的で借入状況を審査条件に含めています。どのくらいの借入額を高額とみなすかはケースによって異なりますが、100万円以上の借り入れがあると審査落ちの可能性が跳ね上がります。
ブラックリストに名前が載っている
過去に金融事故を起こした経験があり、ブラックリストに名前が載っているとクレジットカードは作れません。ブラックリストの情報が消去され、再びカードを作れるようになるまでには最低5年かかるので、それまではどのカード会社に申し込んでも審査落ちします。
正確な情報が記載されていない
クレジットカードの申込書類に正確な情報を記載していないと確実に審査で落とされます。お得なサービスを利用したいからと、年令や性別を偽って申し込んでも審査で確実にバレるので、申込書は真実のみを正確に書きましょう。
うっかりミスで間違った情報を記載した場合も審査落ちの対象です。収入を偽って申し込むと、仮に審査に通過したとしても、後で会員資格が失効する恐れがあります。正しくお得にカードを利用したいなら、きちんと正確な情報を提供しましょう。
複数のカード会社に申し込んでいる
クレジットカードは同時に複数のカード会社に申し込んだり短期間に何度も申し込んではいけません。カード会社は相互に申込情報を共有しており、いくつもの申し込みをしている人物は他の条件を満たしていても審査で落とされます。
これは不正利用や計画的な自己破産を防ぐのが主な目的です。お得なカードをたくさん所有したいという正当な理由があっても、カード審査では考慮してもらえません。2枚目のカードは最低でも3カ月の間を空けて申し込みましょう。