クレジットカードの基本
クレジットカードを理解する
クレジットカードを契約する場合、まずカード会社へ申し込みを行います。そして、カード会社の審査を通過した場合のみカードを利用できるのですが、初めてのクレジットカードでは流れや仕組みを知らず、何となく危ういイメージを持っている方も多いでしょう。
クレジットカードはお金を使い込んでしまいそう、仕組みがわからないから現金の方が良い、とクレジットカードを諦めている方は、まず仕組みから確かめるべきです。そうすれば、クレジットカードに抱いている不信感を取り払うことができるでしょう。
カードと支払い
クレジットカードでの支払いは後払いなので、すぐに現金が減るわけではありません。カード会社が定めている支払日に合わせて口座に現金を用意し、そこから支払月分の支払額が引かれます。そのため、今月いくらカードを使用したのかをしっかりと確認しておく必要があります。
今は利用明細をインターネットですぐに確かめられるため、簡単にチェックできます。毎日家計簿を付けずとも簡単に計算ができるため、非常にお得なサービスです。また、紙の利用明細も定期的に郵送されるため、そちらで確認することも可能です。
金利と一部例外
クレジットカードに金利がかかると勘違いされている方もいますが、それは恐らくキャッシングと混同しています。キャッシングには利息が付きますが、クレジット払いには付きません。もちろん手数料も発生しないため、一括払いで済ませるならとてもお得な支払い方法です。
ただし、一部例外もあり、リボルビング払いなどを選んだ場合は利息がかかります。支払額に対して毎月一定額の支払いを繰り返す方法で、何も知らずに手を出すと借金地獄へ踏み込みかねません。自分から設定しない限りはリボルビング払いになりませんが、実際に選ぶ場合には慎重に判断しましょう。
基本的な仕組み
お店とカード会社
お店が消費者からカード支払いを受け付けた場合、その料金をカード会社から建て替えてもらいます。この時、お店側はカード会社へ手数料を支払う必要があり、この料金がクレジットカード会社の利益となります。手数料を消費者サイドが負担するようなケースはありません。
お店側にメリットがないように見えますが、「カード支払い可」とすることで、カードでの支払いを望んでいる消費者層を呼び込むことができるため、トータルで考えるとお店側も得をしているのです。
また、クレジットカード会社が得た手数料は、一定の割合で消費者へ還元されます。
キャッシング機能とは別物
クレジットカードにキャッシング機能が付帯している場合も多く、この2つの違いを理解しきれていない消費者もいます。クレジット機能は単に後払いをしているだけで、自分のお金から支払いを済ませます。一方、キャッシングは借金のようなもので、消費者金融などからお金を借りて使用することを指します。
大抵はカード審査の段階でキャッシング機能の有無を選択できるため、とりあえず付帯させているという方も多いでしょう。お得ではありますが、必須な存在でもありません。この2つの違いはきちんと抑えておきましょう。
クレジットの意味は信用
「クレジット」は「信用」という意味を持っています。その名の通り、クレジットカードは信用がなければ成り立ちません。だからこそ厳正な審査が設けられており、お得とはいえすぐに利用できないよう設定されているのです。クレジットカードの支払いを延滞したり、信用を失うような行動を取っていると、別のカードの審査に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
便利なクレジットカードを今後も使用するためにも、きちんと信用を保てるような使い方を心がけましょう。
