現在のカード上限額に満足していますか?
現在お持ちのクレジットカードの利用上限額はご存知でしょうか?
複数枚持っていてあまり把握していないでしょうか?あるいは普段からあまりクレジットカードを利用しない場合は、あまり気にせずに使用しているという方もいるかもしれません。
しかし、今や公共料金をはじめ、携帯電話料金、ネットショッピングの決済など、クレジットカードで対応できる支払いは多岐に渡っており、日常生活になくてはならない存在となっているのが事実です。
利用すればするほどポイントやマイルが貯まるお得なシステムの導入で進んでカードを利用する人も増えていることでしょう。
日本はいまだに現金社会と言われているものの、海外での決済方法はクレジットカードによるものが一般的になっています。もちろん、クレジットカードの利用額には個人差がありますが、しかしその上限額は高いに越したことはないと思いませんか?
それなのに、社会人になって初めてのクレジットカードや銀行系以外のクレジットカードのような場合には、初期設定のカード上限額が50万円未満であるなど、あまり満足のいく上限額でないことが多く見受けられます。
ポイントの還元率といった分野でも劣るカードが多く、決してお得とは言えません。いきなりゴールドカードやプラチナカードは手に入らなくとも、もう少し余裕のある上限額であってほしいものです。
まとまった休暇が取れたから海外旅行に行きたい!と思っても、この上限額では現地で不安が残りますね。そこで、カード利用額は変えずに、上限額を引き上げるいくつかの方法をお伝えしたいと思います。
支払いは無理のない範囲で分割払い・リボ払いを活用してみましょう。
カードの上限額を上げる秘訣は、少しでも多くそのカードを利用し経験を積むことです。
年月をかければどなたでも実現できると思いますが、できるだけ早く利用経験を積む方法として、カード支払いを分割払いやリボ払いにする、という方法があります。
まず初めに、お使いのカードが利用後に支払い方法を変更できるカードかどうかを確認してください。確認するには、利用カードのホームページから確認するのが一番確実です。
現在はカード会社がアプリを作成している場合も多いので、スマホにインストールしておくと都度の確認に非常に便利です。
最近のカードの多くは、カード利用後に分割払いやリボ払い、スキップ払いといったように変更できるものが多いので、ホームページでも積極的にその点が記載されているはずです。
お持ちのカードが利用後に支払い方法を変更できるカードであることが確認できたならば、カードを利用する際、会計時にはまず一括払いで精算します。ここで分割やリボをお店の方に依頼する必要はありません。
その後、家に帰ってからでよいので、支払い方法を分割払いあるいはリボ払いに変更するのです。
こうすることによって、カード会社は分割払いの手数料やリボ払いの手数料が獲得できるため、一括払いの利用顧客よりも多く支払いをしてくれる顧客と認識してくれます。
その結果、1度の変更では上限額は引き上がる可能性は低いものの、数か月経過したのちに上限額の引き上げ審査に通っていた、ということはよくあることです。
一回の利用で複数回利用したとみなされる効果もありますので、必然的に短期間でカードの利用歴を増やすことができるというわけです。
当然ながら、分割やリボ払いにすることで、手数料が発生する分、支払い総額は多くなってしまいます。ですから、無理に複数回の分割にする必要はありません。1回払いを2回払いにする程度でいいのです。
むやみに支払い回数を増やすことは、カード利用可能額を狭めることにもなりかねません。あくまで、そうした変更を加えたという実績を残すことが目的です。
このような変更によって、カード会社の専用ポイントが加算されるなど、お得な特典が付いてくることも多いですので、上限額の引き上げ審査に通る、という目的達成のために無理のない範囲で支払い方法の変更をしてみることをおすすめします。
ちなみに、分割払いやリボ払いの変更には毎月期日が設けられています。支払日の直前に変更しようと思ったらすでに期日が過ぎていた、ということにならないよう、カードを利用した際はできるだけ早めに支払い方法の変更を行い、お得情報も同時にチェックしておくとよいでしょう。
奥の手!登録個人情報をより詳細に更新してみましょう。
続いてクレジットカード利用後に支払い方法も変更したのに、カード上限額の引き上げ審査に通った気配がない…という場合の奥の手を紹介します。
それは、カードの利用登録情報を最新のものに更新するということです。通常、初回審査の際には、カードの名義人となる方の個人情報を申込フォームに記入します。
主に氏名・住所・勤務先情報・他社借り入れ情報などがそれに該当します。併せて本人確認書類のコピーを添付するというのが一般的です。
ただ、それら当初に登録した情報をそのままにしている人が非常に多いのが現実です。しかしながら、1年も経てば個人登録情報は変わってくるはずです。
例えば年収が微増したという些細な変化も変更に該当します。また、数年経過していれば会社の所属部署が変わるかもしれません。そうした変化をどんなに細かい情報でもいいですから更新して登録し直すことが大切です。
もちろん、引っ越しをしたり家族が増えたりした場合には、それらも登録してください。できれば前向きな更新がより効果的です。年収の増加、携帯電話のみならず固定電話があれば登録するのも有効です。また、ご結婚等により同居家族が増えるということもプラスに働きます。
反対にマイナスの情報、例えば他社で借り入れをした、こうした情報はわざわざ更新する必要はありません。
このような更新情報はカード会社に反映され、適宜行われるカードの上限審査に通りやすくなる一因となりますので、こまめに情報を新しくすることをおすすめします。
先に紹介したカード利用後の支払い方法変更をしたくない、支払い回数を増やしたくないという方は、まずこの方法から試してみるのでもよいでしょう。
カード付帯サービスに申し込んでみましょう。
そのほか、上限額の引き上げに貢献してくれる方法として、クレジットカード付帯サービスに申し込むという方法もあります。期間限定で付帯サービスに申し込むと特典が付いてくるような場合もありますので、活用しない手はありません。
付帯サービスの多くはETCカード機能、デビットカード機能、キャッシング機能の追加などが挙げられます。
最近では、新幹線予約をするのに必要だった専用のクレジットカードが、既存のクレジットカードでも決済が可能になるという新サービスが開始されました。適用対象のカードは限られているようですが、対象の場合は申し込みを検討されるものも1つの手です。
こうしたお得な付帯サービスを申し込むことがきっかけとなり、クレジットカード上限額の引き上げも同時に行われるというケースがあります。
注意点としては、新しいクレジットカードをむやみに申し込むことは個人信用情報の観点でマイナスに評価されやすいので、あくまでも手持ちのクレジットカードに機能を追加するというやり方で手続きを進められることを推奨します。
このような方法を活用して、ぜひお使いのクレジットカードをより満足のいくものにしてください。