年会費無料のカードは、ズバリ!こういう人に向いている。
クレジットカードは、決してすべての人にとっての必需品というわけではありません。
なくても暮らしに困らないという人はおおぜいいます。
ただ、持っていないとさまざまなサービスの利用が制限されるということはあります。
特にインターネットを通して利用するサービスに、クレジット払い限定というものは意外に多いです。
そうしたサービスは決して生きていくうえで不可欠なものではないわけですが、やはり不便は感じます。
また、持っていない人向けに口座振替払いが可能となっていても、口座振替手数料がかかる場合もあります。
口座振替手数料は月額200円余りであることが多いですが、毎月引き落としがある場合などは年間で2400円以上になり、侮れない数字です。
口座振替という設定自体をしておらず、クレジット払い一択となっているところもかなりあります。
インターネットで会員登録をし利用する有料サイトなどでは、そうしたところが多いです。
クレジット払い一択としても営業が成り立つということは、それだけクレジット払いできないという人が少ないということなのでしょう。
すでにそういうことで回る世の中になっているから、不便を避けるために保持するという人もいます。
クレジットカードには、不正利用の可能性もなきにしもあらずであるため、できれば利用したくないという人も一定数います。
しかし持っていないと損をする場面もあるため、必要最小限の範囲で利用したいとする人々もいるでしょう。
年会費無料のものは、そうした人々向けと言えるでしょう。
利用するたびに貯まるポイント目当てというわけではないので、年会費はぜひとも無料にしたいところです。
ポイントに魅力を感じ、常に頻繁に利用する場合は、年会費がかかってもたいていは十分元が取れるものですが、なるべく使わないようにしようという利用者の場合はそうはいきません。
年会費無料のものよりも、年会費がそれなりに高いところのほうが、海外旅行する際などにさまざまなメリットが受けられるわけですが、海外旅行をしないし、したいという希望すらない人もかなりいます。
昔は憧れの的だった海外旅行ですが、今日のように手の届きやすい簡単なものとなると、かえって魅力を感じなくなったりするものです。
海外旅行する予定がまったくない人にも、年会費無料のカードは歓迎されます。
海外旅行するうえでの特典は、そもそも必要ないからです。
不必要なものをそぎ落としての無料化であれば、歓迎されるのも道理でしょう。
このように、永年で会費無料としているクレジットカードは、クレジット払いはなるべく避けるという方針にしていて、クレジット払い一択というところを利用するときだけ使うという人向けです。
クレジットカードを使えば使うほど貯まるというポイントも魅力ではありますが、家電量販店などでは現金払いにしたほうが、家電量販店のポイントはたくさんもらえるわけですから、そちらを優先したほうが得をする場合もあります。
消費者がクレジット払いにすると、店側ではクレジット会社に手数料を支払わなければならないため、歓迎しないケースもあります。
インターネットで利用する会員制の有料サイトなどでは、クレジット払い一択にしていることが多いため、てっきり店側にとってクレジット払いは好都合なのだろうと感じさせられるケースもあるわけですが、市中の店舗では現金払いのほうが歓迎されることも少なくありません。
あまりインターネットで通販利用やサービス利用をしない場合は、ほとんど現金払いで済むわけであり、クレジット払いする機会もほとんどないわけですから、そうした人にとって、付帯サービスはほとんどなくても、永年で会費がまったくかからないクレジットカードが、最適となるでしょう。